2019年2月21日(木)

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株式会社 三陸新報
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国天然記念物・コクガンの観察会 南三陸町志津川湾

湾内のコクガンを観察する参加者
湾内のコクガンを観察する参加者

国天然記念物・コクガンの観察会 南三陸町志津川湾

 南三陸町の志津川湾に飛来した国天然記念物・コクガンを観察する会が26日、南三陸・海のビジターセンターで開かれた。県主催で県内外の約30人が参加し、湾内で餌を食べる姿を確認したり、専門家の講演を聴いたりして、未解明な部分が多いコクガンの生態に触れた。
 昨年、ラムサール条約に登録された志津川湾は、絶滅危惧種にも指定されているコクガンの越冬地。繁殖地とされるユーラシア大陸東部、北アメリカ西部から日本周辺に飛来する約8千羽のうち、毎年200羽ほどが冬を越している。
 戸倉地区にあるビジターセンター周辺でも羽を休める姿が確認でき、参加者は、望遠鏡を使って、首に特徴的な白い模様が入ったコクガンを観察した。青森県弘前市から参加した男子大学生は「野鳥をテーマにした卒業研究を考えており、コクガンの生態やまちぐるみで保全に取り組もうとする姿勢が勉強になった。観察場所としても最適で、また足を運びたい」と話した。