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戸倉カキ部会に天皇杯 農林水産祭 環境配慮の漁場復旧高く評価

戸倉地区のカキ養殖いかだの見学会。右が後藤部会長(昨年5月)
戸倉地区のカキ養殖いかだの見学会。右が後藤部会長(昨年5月)

戸倉カキ部会に天皇杯 農林水産祭 環境配慮の漁場復旧高く評価

 全国の農林水産業の現場で優れた取り組みを顕彰する農林水産祭の水産部門で、県漁協志津川支所戸倉出張所カキ部会が、最高の天皇杯を受けることが決まった。
 東日本大震災の被害から復旧したカキ養殖で環境配慮型の漁場づくりを進め、経営改善などの実績につながっている点が高い評価につながった。
 震災でカキの養殖漁場が壊滅状態となった戸倉地区では、復旧を機に、養殖いかだの数を震災前の3分の1まで削減。いかだ同士の間隔を広げ、過密状態を解消したことで栄養が行き渡りやすくなり、カキの実入りが良くなった。
 生育期間は震災前の3年から1年に短縮。経費や労働時間の削減もみられ、1経営体当たりの生産量は震災前の2倍、金額は1・6倍にまで伸びた。
 後藤清広部会長は「みんなで力を合わせて取り組んできたことへ最高の評価をいただき、これ以上ない喜び。これを励みにさらに良質なカキをつくっていきたい」と話している。