気仙沼の天気を確認2021年05月09日(日)

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株式会社 三陸新報
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津波に流出の養殖籠 唐桑から宮古島へ

山田さんがひきとった水山養殖場の籠(山田さん提供)
山田さんがひきとった水山養殖場の籠(山田さん提供)

津波に流出の養殖籠 唐桑から宮古島へ

 東日本大震災の津波で流された、気仙沼市唐桑町の漁業者の養殖籠が沖縄県宮古島に流れ着き、遇―にも家族ぐるみで付き合っている友人の元にたどりついた。
 籠は西舞根の水山養殖場が所有していたもので、ホタテの養殖で使っていた。4月中旬に、宮古島の住民が浦底海岸に流れ着いた籠を発見し、その後、SNSで投稿。水山養殖場の畠山耕さんと二十数年来の付き合いがある宮古島在住の山田光さんが、籠に書かれていた「水山養殖場」の文字から畠山さんのものと気づき、引き取った。
 山田さんと畠山さんは、1995年の阪神淡路大震災のボランティアで知り合って以来、家族ぐるみの付き合いを続けている。震災時には、山田さんが復興支援で水山養殖場に駆けつけた。
 10年の歳月が流れたこともあり、籠は色あせているが大きな損傷はないという。畠山さんは「2千キロ以上も離れた宮古島で見つかるとは。山田さんとの縁を改めて感じた」、山田さんは「遠く離れていても、つながっていることを実感した」と話した。