気仙沼の天気を確認2021年05月09日(日)

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平貝八雲神社で「疫病退散」版木見つかる

平貝八雲神社で見つかった版木
平貝八雲神社で見つかった版木

平貝八雲神社で「疫病退散」版木見つかる


 気仙沼市赤岩牧沢の平貝八雲神社(平野貞祐宮司)でこのほど、「疫病退散」と刻まれた版木が見つかった。かつて疫病がはやった時代に使われていた版木の可能性もあり、平野宮司は「一日も早く元通りの生活ができるよう、神棚にあげて祈りたい」と、新型コロナウイルス早期終息を願う。
 見つかった版木は縦約30センチ、横5センチほどで、「奉齋八雲大神疫病退散祷符」と彫られている。社務所の神棚の掃除をしていた時に見つけた。
 同神社は、各地で疫病が流行した1716(享保元)年に創建されたと伝えられ、愛知県の津島から疫病退散の神である「タテハヤスナノオノミコト」を迎え、まつったのが始まりとされている。
 年代を示すものはないが、「初めて見た。かなり古く、当時のものかもしれない」と推測する。
 平野宮司は「昔の人たちは疫病がはやっても薬がなく、手を合わせるしかなかった」と思いをはせ、「300年たった今はコロナが流行している。マスクを取ってみんなと楽しく暮らせる日がくるように祈りたい」と話した。