気仙沼の天気を確認2021年05月09日(日)

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株式会社 三陸新報
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漁網でジャケット製作 加藤さんのアイデアが特別賞 

特別賞を受賞した加藤広大さん
特別賞を受賞した加藤広大さん

漁網でジャケット製作 加藤さんのアイデアが特別賞 

 東北での新たなビジネスアイデア創出を目的とした「東北から未来を創るイノベーションピッチコンテスト」がこのほど開かれ、神奈川県出身で気仙沼市在住の加藤広大さん(24)が特別賞を受賞した。産業廃棄物になった漁網を活用し、「100年後も着られるジャケット」を作るアイデアが評価された。
 コンテストは、東日本大震災後から被災地支援活動を行う人材派遣大手のパソナグループ(本社・東京都)が主催。全国の企業経営者などがエントリーし、7人が最終選考に進んだ。先月22日にオンラインでプレゼンテーションが行われ、グランプリ、準グランプリ、特別賞を選んだ。 
 加藤さんは、市地域おこし協力隊として市移住・定住支援センター「MINATO」に勤務している。プレゼンでは、廃漁網を再活用した長持ちするジャケットを作る事業を提案した。
 地元の漁師が使えなくなった漁網を年間数トン、費用をかけて焼却処理している現状を知り、環境問題対策として、プランを練った。回収した廃漁網から耐久性のある「ナイロン」を取り出し、縫製工場でジャケットに作り変える計画を伝えた。
 年度内に試作品を仕上げることを目標に現在、起業準備や仲介業者との調整を進めている。加藤さんは「移住する前から気仙沼で継続性のある事業を起こすのが目標だった。ビジネスで貢献しゆくゆくは東北から海外に事業を広めていきたい」と意気込む。