気仙沼の天気を確認2021年06月23日(水)

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株式会社 三陸新報
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アラメ養殖に挑戦 本吉漁師

アラメを種挟みしたロープを積み込む
アラメを種挟みしたロープを積み込む

アラメ養殖に挑戦 本吉漁師

 気仙沼市本吉町の前浜漁港で8日、地元漁師の有志がコンブやアラメを使った海中造林を行った。磯焼け対策として継続して取り組んでいる事業で、今回はウニによる食害を防ぐために、アラメを養殖いかだの一部で育てる試みにも着手した。
 磯焼けは海藻を餌としているアワビやウニなどの磯根資源の生育に深刻な影響を与えている。各浜で問題になる中、人の手で海藻を養殖、定着させて増やすことで防ごう―と実施している。
 この日は約20人が作業。気仙沼水産試験場から提供を受けた幼芽をロープに挟んでから、ワカメの養殖いかだの一部に取り付けることで海底から離して育てる方法に挑戦。これによって幼芽のうちにウニに食べられるの防ぐ。十分成長するのを待って磯場に移し、定着を図ることにしている。
 昨秋から養殖して5~7メートルほどに成長したコンブも漁港近くの磯場に移して沈めた。根付くのが理想だが、餌にしてアワビ、ウニの実入りを良くするのが主な目的だという。
 主要メンバーの芳賀孝司さん(51)は「(この事業で)ウニの実入りが良くなったと実感した人が協力してくれ、昨年の倍の人数で作業できたことは心強い。できる範囲での地道な活動だが、輪が各浜に広がってくれれば海が豊かになるはず。引き続き取り組んでいきたい」と話した。