気仙沼の天気を確認2021年08月04日(水)

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株式会社 三陸新報
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1千トンを超した生鮮カツオ
1千トンを超した生鮮カツオ

11ぶりに生鮮カツオ1千トン超え
 気仙沼魚市場に16日、生鮮カツオが1174トン水揚げされた。カツオだけで1日1千トンを超すのは東日本大震災後では初めて。記録的な数量となり、構内は終日水揚げ作業に追われた。全国的な豊漁に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響による消費低迷で浜値は低迷しているが、それでもより品質の良いカツオには1キロ400~500円の値が付いた。
 水揚げしたのは一本釣り船20隻と巻き網運搬船2隻。構内はカツオの入ったタンクがずらりと並び、買い受け人、製函・製氷業者、運送業者らが忙しく行き交った。「きょう中に水揚げが終わるのだろうか」(魚市場職員)との声も聞かれた。
 水揚げした一本釣り船や巻き網船の乗組員らによると、漁場は宮古~気仙沼沖。74トンを水揚げした一本釣り船第73真海丸(149トン)=宮崎県日南市=の中野慎三漁労長(39)は「一つの群れが大きく、30~40トンほどが固まっている。2日で70トンほどを釣ることができた」と話した。
 169トンを揚げた巻き網運搬船第12大師丸=静岡県沼津市=の鈴木武男船頭(63)は「群れは数が多いし、大きい。ここに来て天候が良くなった。なぎが続けば今後も取れるだろう」と語った。
 15日にも一本釣り船9隻、巻き網船3隻が合わせて600トンを揚げており、2日連続の大量水揚げとなった。それでも大幅な値崩れはせず、魚体によっては色や脂の乗り具合の良いものが見られ、入札では500円の値を付けたものもあった。
 ある買い受け人は「コロナでなかなか売れないが、みんな頑張って買っている。値段が上がらず船も苦しいと思うが、水揚げ日本一の港としてこれからも支えていきたい」と話していた。