気仙沼の天気を確認2021年08月04日(水)

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震災時未使用の支援物資ランドセルをアートに

独創的なランドセルが並ぶ作品展
独創的なランドセルが並ぶ作品展

震災時未使用の支援物資ランドセルをアートに

 国内外のアーティストによる「帰ってきたランドセル展」が、気仙沼市のリアス・アーク美術館、市まち・ひと・しごと交流プラザで開かれている。東日本大震災時に支援物資として贈られながら、使われずに残ったランドセルを活用したアート展で、来場者が独創的な作品に見入っている。8月1日まで。
 カナダのトロント市や石巻市を拠点に活動する共同代表の武谷大介さん、女川町出身の梶原千恵さん、気仙沼市在住の美術家・斉藤道有さんらによる企画で、気仙沼では2012年9月以来、2度目の開催となった。
 両会場には、日本やカナダ、シンガポール、インドネシア、フィリピンなどのアーティストらによる作品合わせて100点以上を展示。
 ランドセルを民俗柄のパッチワークで装飾したものや、ランドセルの一部をくりぬいて中に入った菓子が見えるようにしたユニークな作品も。ポストとしてよみがえらせたり、ボードゲームが楽しめるランドセルなどもあり、各アーティストのメッセージ性が込められた作品が展示されている。
 武谷さんは「被災地にランドセルを贈った人たちの思いを、何らかの形で残したいと思った。アートを通して、震災の記憶を次世代につなぐことができれば」と話している。入場無料。