気仙沼の天気を確認2021年08月04日(水)

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株式会社 三陸新報
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マツタケ出荷制限の一部解除へ

マツタケ出荷者に説明
マツタケ出荷者に説明

マツタケ出荷制限の一部解除へ

 昨年、国の基準値を超える放射性物質が検出され、出荷が制限されている気仙沼市産マツタケについて、制限の一部解除に向けた動きが本格化している。20日には県気仙沼合同庁舎で説明会が開かれ、県と市の担当者らが出荷者に状況や出荷までの流れを説明し、協力を求めた。
 気仙沼地方振興事務所によると、昨年11月に市内産のコウタケから基準値(1キロ当たり50ベクレル)を超える放射性セシウム(980ベクレル)を検出。翌月に、市内で採取された野生キノコ全般が出荷制限された。
 これを受けて県と市は、県内最大の産地である市内産マツタケに関して、過去7年間に検査した8例のうち半数が不検出、残りも最大で11ベクレルと低い結果となったことなどを踏まえ、国に対してマツタケに限った解除を求める働き掛けを行っていた。
 この日の説明会には出荷者30人が出席。同事務所林業振興部の職員が、マツタケの形状を損なわない「非破壊性検査法」導入により、基準値を下回ったものは出荷できる見通しが立ったことを説明した。
 一方、出荷には出荷者の氏名、採取地、採取・出荷量の見込み、出荷先などの登録が条件となる。全量検査も必要で、基準をクリアしたものは専用のラベルを貼って出荷できるが、超過していれば廃棄となる。検査機械は市が購入し、JA新みやぎ産直「菜果好」に1台を設置する予定。