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鹿折、南気仙沼土地区画事業に「全建賞」

土地区画整理とインフラ整備が一体的に進められた鹿折地区
土地区画整理とインフラ整備が一体的に進められた鹿折地区

鹿折、南気仙沼土地区画事業に「全建賞」

 気仙沼市が、鹿折地区と南気仙沼地区で実践した、被災市街地復興土地区画整理とインフラ整備を一体的に進める取り組みが、一般社団法人全日本建設技術協会の「全建賞」を受賞した。複数事業をUR(都市再生機構)に一括発注したことで、通常10~20年を要する事業を8年で完了させたことが評価された。
 市都市計画課によると、事業面積は鹿折地区42ヘクタール、南気仙沼地区32・5ヘクタール。いずれも2013年に始まり、それに併行して災害公営住宅、道路、上下水道、ガスの整備も進めた。通常は、住宅、道路、水道などそれぞれの工事を別々に発注するため時間を費やす。今回は、URに一括発注して効率化を図り、早期復興を実現させた。
 総事業費は、両地区合わせて920億円。全ての事業が完了したのは21年6月だが、工事が終わった箇所から順次、供用した。鹿折地区では、災害公営住宅が整備された年ごろから市街地が形成され、飲食店、商店、量販店などが次々とオープン。新たな生活基盤ができた。
 こうした取り組みが評価され、気仙沼市とUR岩手・宮城震災復興支援本部が連名で受賞した。「全建賞」は、インフラ整備などの模範事例をたたえる賞で、今回は全国から307事業の応募があり、84事業が選ばれた。