気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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生ごみ由来の液肥で栽培「めぐりん米」商標登録へ 

液肥を使用して生産される「めぐりん米」
液肥を使用して生産される「めぐりん米」

生ごみ由来の液肥で栽培「めぐりん米」商標登録へ 

 生ごみから液肥とバイオガスを製造し、地域内での資源循環を進めている南三陸町で、液肥を活用したブランド米「めぐりん米」が今秋にも商標登録される見込みだ。気仙沼市と同町の学校給食にも使われる。
 「めぐりん米」は、町内で稼働するバイオガス施設「南三陸BIO」で生産される液肥を使用して作られている。液肥は町内の家庭から出る生ごみ由来で、「命も経済も巡る米」として、2015年から栽培が本格化した。
 個人・団体合わせて44件(栽培面積約227ヘクタール)が、ササニシキやひとめぼれなどの「めぐりん米」を栽培している。農家、さんさん商店街などで販売されているほか、ふるさと納税の返礼品としても利用されている。
 商標登録は昨年度、町が申請した。必要書類の審査など手続きは順調で、10月にも「南三陸めぐりん米」として認可される見通し。液肥を使用したすべての米に商標として使用できるようになる。
 生産者の一人、入谷山の神平の阿部勝善さん(70)は「町のスローガンである、森里海ひと いのちめぐるまち 南三陸 を象徴する米。商標登録への取り組みが、米作りと環境問題への意識が盛り上がることを期待したい」と話した。