気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

購読のお申込
株式会社 三陸新報
株式会社 三陸新報

生鮮カツオ震災後最多水揚げ

震災後最多の水揚げとなった生鮮カツオ
震災後最多の水揚げとなった生鮮カツオ

生鮮カツオ震災後最多水揚げ

 気仙沼魚市場に今季水揚げされた生鮮カツオの数量が、東日本大震災後で最多となった。天候不順や各船の夏季休暇などで、このところ落ち着いていた数量は先週末ごろから再び増えてきており、記録はまだ伸びそう。一本釣りは例年通りなら晩秋まで漁が続く。
 一本釣りと巻き網を合わせた生鮮カツオの水揚げ数量は、これまで2015年の2万2598トンが最多だった。636㌧が揚がった今月28日に、この記録を突破。30日には807トンを上積みして2万3468トンとなり、一本釣りが1万4054トン、巻き網が9414㌧のシーズン途中ながらいずれも昨季の1・5倍と好調だ。
 30日には一本釣り船11隻が490トン、巻き網運搬船4隻が317トンを水揚げした。このうち福島県いわき市の巻き網運搬船第33寿和丸は、新口約200トンを揚げた。奥田勝弘船長(52)によると、気仙沼まで18時間ほどの漁場で大きな群れに当たり、前日に2回の操業で漁獲した。
 一本釣り船も大船渡沖などで操業しており、宮崎県日南市の第78福徳丸(54)の河野功漁労長は「群れの大小の差が激しいが、釣れる時は一群れで40、50トンほど釣れる」と話した。 
 気仙沼漁協は「これからの戻りガツオでもっと数字が伸びてほしい」と期待。一方、豊漁と新型コロナウイルス感染拡大による消費低迷で魚価が下落しており、「併せて値段の回復も願っている」と話している。