気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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気仙沼出身谷真海選手 感動ありがとう 

テレビの前で応援する同級生の畠山さんら家族
テレビの前で応援する同級生の畠山さんら家族

気仙沼出身谷真海選手 感動ありがとう 

29日に東京・お台場海浜公園で行われた東京パラリンピックのトライアスロン女子に、気仙沼市出身の谷真海選手(39)=サントリー=が出場。苦難を乗り越えてつかんだ夢舞台での勇姿に、テレビの前で応援した古里の同級生や恩師からは「感動をありがとう」とねぎらう声が上がった。
 谷選手が出場したトライアスロン女子「PTS5」には、アメリカ、カナダ、イギリスなどから、腕や足などの運動機能に障害がある10人がエントリー。スイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロを連続で行い、合計タイムでメダルを争った。
 谷選手にエールを送ろうと、気仙沼小・中学校時代の同級生や恩師らもテレビで観戦。同級生の会社員畠山敏治さん(40)=本郷=は、父親の敏雄さん(77)、母親の喜代惠さん(72)、娘のあさひさん(9)と、市内赤岩牧沢の実家から熱い声援を送った。
 結果は10位だったが、最後のランでは懸命の走りを見せ、ゴール直前では「真海スマイル」で手を振る場面も。東日本大震災から10年。新型コロナウイルス感染拡大の不安が広がる古里を勇気づけた。
 「開催の1年延期で、コンディションづくりも大変だったと思う」と敏治さん。「負けず嫌いの真海だからこそ乗り越えられた。お疲れさまと言ってあげたい」と健闘をたたえた。
 太田にあった実家は津波で全壊した。真海選手の家と近所だったこともあり、敏雄さん、喜代惠さん夫妻も幼い頃からわが子のようにかわいがってきた。
 喜代惠さんは「何事にも一生懸命な真海ちゃんの存在は、震災後の心の支えだった。最後まであきらめず、完走したのは立派。ゆっくり休んで」と目を潤ませた。
 谷選手が気仙沼中3年時に担任だった、面瀬中の馬場文恵教諭(50)は「本当によく頑張ったと思う。ゴールした時の笑顔は当時と変わらないまま。『感動をありがとう』と伝えたい」。開会式で旗手も務めた教え子の活躍を褒めたたえた。