気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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みそか盆に灯籠

灯籠の柔らかな光が只越地区を包んだ
灯籠の柔らかな光が只越地区を包んだ

みそか盆に灯籠

 気仙沼市唐桑町の只越漁港周辺で30日夕、先祖や東日本大震災で亡くなった人たちをしのぶ灯籠(とうろう)が灯された。地区住民がそれぞれの思いを灯籠に込めた。
只越青年会が「みそか盆」に毎年行っており、70年以上続いている。今年は新型コロナウイルスの感染防止のため規模を縮小し、只越地区の役員ら約20人が集まった。
「コロナウイルス退散」「家内安全」などと書かれた灯籠約40個が薄暮に浮かんだ。父親に肩車された亀谷荘介ちゃん(5)は、「ぴーちゃん、また来てね」と灯籠を見つめていた。
 只越地区は震災時、多くの犠牲者が出た。堂角の伊藤美江子さん(71)は「今年は震災から10年の節目。盆に戻ってきた家族が無事に帰れるよう祈った。コロナ禍で規模は小さくなったが、実施できてよかった」と話していた。