気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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小泉地区内に津波到達点石碑設置

小泉町区の「津波到達点」石碑
小泉町区の「津波到達点」石碑

小泉地区内に津波到達点石碑設置

 気仙沼市本吉町の小泉地区振興会連絡協議会(小野寺清春会長)がこのほど、東日本大震災の津波到達点を示す石碑を地区内4カ所に設置した。全国から寄せられた善意を活用したもので、震災伝承、速やかな避難につながることが期待される。
 石碑は高さ80センチの白御影石製で、「津波到達点」「地震があったら津波が来る ともかく上へ『てんでんこに逃げよ』」などの文字と、震災発生日が刻まれている。
 設置場所は振興会ごとで①浜区②町区③西区④東区―の4カ所。いずれも高さは海抜約20メートルの場所で、小泉小学校児童の通学路など、住民の目に付きやすい場所を選んだという。
 財源には、復興支援で寄せられた善意からなる「がんばろう小泉復興支援金」を活用した。
 小野寺会長(73)は「震災の津波でなくなったものもあるが、地区内には、過去の大津波の経験を記した石碑が残る。今回の石碑も日々目に入る場所にしたことで、これからの子供たちにも自然に伝わっていく。震災を後世に伝え、一人でも多くの命が助かることで、支援の恩返しにしたい」と話している。