気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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日本島嶼学会がオンラインで大島大会

震災時の海の状況を語る畠山さん
震災時の海の状況を語る畠山さん

日本島嶼学会がオンラインで大島大会

 島を研究対象に活動している日本島嶼学会主催の「気仙沼大島大会」が4日、オンラインで開かれた。全国の会員が、東日本大震災の被災地から、当時の様子や復興状況を聴くなどした。
 震災から10年がたった被災地の現状や教訓などを学び、島しょ学の発展につなげていくことが狙い。新型コロナウイルスの感染拡大により、テレビ会議システム「Zoom」で開催した。
 気仙沼市唐桑町のNPO法人「森は海の恋人」の畠山重篤代表が講師を務め、当時の海の様子を語った。
 震災直後、津波で市内の重油タンクが海に漏れ、生き物が姿を消し「海はもうだめだと思った」と話した畠山さん。しかし、専門家の調べで、カキの餌となるプランクトンが十分に繁殖していたことが分かり、うれしくて涙が出た―と語った。
 津波被害を受けなかった森林から安定的にプランクトンが供給されていたことで、繁殖していたといい、「カキの実が短期間でパンパンになるほどだった」と話した。
 このほか、東松島市宮戸島に関する講演、会員による研究発表なども行われた。