気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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水没危機キリバスの現状オンラインで聞く

オンラインで講話するケンタロさん
オンラインで講話するケンタロさん

水没危機キリバスの現状オンラインで聞く

 一般社団法人日本キリバス協会代表理事のケンタロ・オノさん(44)が6日、鹿折小学校(菅原理恵校長)の児童に、環境講話をオンラインで行った。太平洋の中央に浮かぶキリバス共和国が、海に沈む可能性があることを伝え、地球温暖化防止に取り組む大切さを伝えた。
 仙台、気仙沼両ユネスコ協会の連携事業の一環で企画。ケンタロさんは仙台市出身で、高校1年の時に、キリバス共和国に留学。2000年にはキリバスの国籍を取得した。 
 講話は、3~6年生131人が受講。新型コロナウイルス感染防止のため、各教室に中継をつないで行われた。ケンタロさんはキリバスの食文化、日本との歴史的な関係などを紹介したあと、温暖化について解説した。
 温暖化の原因は森林破壊、石油の大量消費、フードロスなどの問題があると指摘。温暖化が年々進み、キリバスでは住宅、学校への浸水被害が増加したことなどを説明し、現状のままでは50年には、首都・タラワの約8割が沈む予想であることを伝えた。
 温暖化は「人災」であると強調した上で、「人災は人の力で解決できると信じている。夜中まで電気をつけてゲームしたり、近い距離を車で移動したりすることは本当に必要か考えてほしい。皆さんの毎日の生活を変えることで世界は良くできる」と一人一人が温暖化防止に取り組むことの大切さを語った。
6年生の三浦しずくさんは「学校に海水が浸水してくる現状を聞いてびっくりした。食べ物を残さないなど、自分たちができることに取り組み、温暖化防止に取り組みたい」と話した。