気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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気仙沼市救援物資受け入れ基地が完成

完成した物資集積配送基地
完成した物資集積配送基地

気仙沼市救援物資受け入れ基地が完成

 気仙沼市が大規模災害に備え、市総合体育館「ケー・ウエーブ」敷地内に建設を進めていた防災物資集積配送基地が完成し、8日に内部が報道機関に公開された。東日本大震災の教訓をもとに、災害時に外部から届く救援物資を受け入れ、素早く避難所などに配るための拠点となる。
 基地はケー・ウエーブ敷地西側の空き地に鉄骨造り2階建ての建物(延べ面積約1800平方㍍)を整備。昨年10月に着工し、今年7月に完成した。総工費4億4600万円には復興交付金を活用した。
 物資の保管倉庫は1、2階を設け、仕分けエリアと保管エリアに区分。倉庫内は3台の電動フォークリフトで荷運びを行い、エレベーターを使って荷物を上げ下げする。物資を整理する棚が置かれ、1階には食料や飲料水、2階には衣類や利用頻度の低いものの保管を想定する。
 1階の搬入、搬出口は場所を区別。搬入後に倉庫内で仕分けした物資を一定方向で搬出できる動線を確保することで、滞りなく避難所に配送することができる。
 停電時に備え、3日間程度の電力を確保できる非常用自家発電機のほか、太陽光発電・蓄電池を整備。災害時に常駐する職員の長期滞在も考慮し、事務室のほか、仮眠室やシャワー室もある。
 除湿器を備えているため、紙おむつやマスク、生理用品など湿気に弱いものは保管するが、災害時の受け入れ拠点となるため、基本的にそれ以外の備蓄はしない。会議室は防災関係会合などに利用する。
 稼働は10月を予定。市危機管理課の阿部久人危機管理監は「万一、災害が発生しても、必要としている人に必要な物資を素早く届けられる拠点が整った」と話した。