気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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おかえりモネツアー取り消し相次ぐ

第1弾として大島を訪れた福島からのツアー客(7月)
第1弾として大島を訪れた福島からのツアー客(7月)

おかえりモネツアー取り消し相次ぐ

 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」にちなみ、気仙沼市内で予定されていたツアーのキャンセルが相次いでいる。気仙沼観光コンベンション協会では90件・約2400人を受け入れるはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大で4割が取り消しとなった。残るツアーも実施のめどは立っておらず、モネ効果を期待していた関係者も落胆している。
 協会によると、「モネ」の舞台地である気仙沼を巡る宿泊、日帰りツアーは、放送開始後の7月13、14日に、福島県伊達市から観光客25人を受け入れたのを皮切りに、これまで5件・88人のツアーが実施された。
 しかし、同下旬以降は市内でも感染者が再び増加したことや、宮城に再適用されたまん延防止等重点措置、政府の緊急事態宣言などの影響でキャンセルが続出。先月末現在、全体の4割に上る40件・853人のツアーが中止となった。募集はしたが、「参加者が集まらず、中止にした」という旅行会社も多い。
 今後のツアーも外出自粛や県境をまたぐ移動が引き続き制限されれば、取り消しとなる可能性が高いという。
 「おかえりモネ」は、10月29日の最終回に向けて物語はいよいよクライマックスを迎える。気仙沼の登場シーンも増えることが予想され、ロケ地を巡るファンらの誘客促進が期待されていたが、「まさに水を差された形」(協会担当者)だ。
 一方で、物語に再三登場する養殖カキは、これからシーズンを迎える。協会では、ワクチン接種の加速によるコロナ収束を見据えて、放送終了後の観光客増加に望みをつなぐ。気仙沼に興味を示している全国の旅行会社に冬の味覚などを再度PRして、一件でも多くのツアー誘致につなげたい考えだ。