気仙沼の天気を確認2021年09月26日(日)

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サンマ小型船1カ月遅れで出港

出港する小型サンマ船
出港する小型サンマ船

サンマ小型船1カ月遅れで出港

 気仙沼と南三陸の小型サンマ船が、前線基地とする北海道へ向けて出港している。不漁の影響などで例年より1カ月ほど遅い船出。すでに操業している他船の漁模様は思わしくなく、各船は不安を抱えながら港を出ている。
 出港しているのは、19トンの小型船。例年なら8月10日ごろの解禁に合わせて同月初めに北海道へ向かう。しかし、今季も魚群が日本沿岸に近づくのが遅いとみて出港を見合わせていた。
 小型船は船の造りや設備などによって、航行可能な距離が陸から約200キロまでに制限される船と、そうでない船があるほか、燃料の容量や、しけのリスクなどで遠い沖合には行けない。現在操業している大型船の漁場は花咲から千㌔ほど離れた公海となっている。
 14日には気仙沼のある漁港から小型船が出港した。例年なら20~30人いる見送りが今年は乗組員の家族1人だけ。五色のテープや大音量の演歌などはなく、静かに港を出た。
 見送った女性(70)は「まずは安全第一で操業してほしいのと、サンマの群れが来てくれることを祈りたい」と話していた。
 この船の漁労長によると、釧路を基地とし、道東の近い沖合に漁場ができれば出漁する予定。ロシア水域には入らないという。