気仙沼の天気を確認2021年10月26日(火)

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平成の森運動場が10年ぶり防災ヘリ拠点に

臨時ヘリポートで離着陸訓練
臨時ヘリポートで離着陸訓練

平成の森運動場が10年ぶり防災ヘリ拠点に

 南三陸町歌津の平成の森多目的運動場が27日、東日本大震災以来10年ぶりに、臨時のヘリポートとして利用できるようになった。運動場は仮設住宅が建設されたことで利用が中止されていたが、昨秋に供用を再開。同日には気仙沼・本吉地域広域消防本部と県防災航空隊の合同訓練が行われ、連携を確認した。
 同本部によると、管内の臨時ヘリポートは21カ所だが、夜間に離着陸可能な場所は平成の森と気仙沼市立病院の2カ所のみ。
 平成の森では、仮設住宅が建っていたころは野球場をヘリポートの代替としていたことがあるが、特に強い照明が操縦に支障を来す恐れがあり、運動場での再開が待たれていた。
 この日の訓練には、南三陸消防署歌津出張所と航空隊から約10人が参加。災害時の人命救助や消火、夜間の病院間搬送を担う防災ヘリコプターの受け入れ態勢などを確認するもので、震災後初めて行った。
 署員は運動場の中央付近に発着場所を示すライトを設置して待機。仙台空港から到着した防災ヘリは、離着陸訓練を繰り返した後、署員の手順確認を兼ねた給油を経て、市立病院との夜間訓練に向かった。その後、運動場でも夜間訓練を行った。
 及川孝歌津出張所長は「平成の森は南三陸と気仙沼の中間で、最寄りの三陸道・歌津北インターチェンジがフルインター化されれば拠点になり得る場所。防災ヘリは火災や救助など一分一秒を争う現場で運用されるため、継続した訓練を重ねて支援態勢を整えていきたい」と話した。