気仙沼の天気を確認2021年10月26日(火)

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大型サンマ4隻が100トン 

今季最多の水揚げとなったサンマ
今季最多の水揚げとなったサンマ

大型サンマ4隻が100トン 

 気仙沼魚市場に1日、生鮮サンマ107トンが揚がった。大型船4隻による水揚げで、1日で100トンを超したのは今季初めて。1隻平均25トンと、厳しい漁模様が続いてはいるものの組成は若干上向き、当初よりも大きめな魚体が見られた。各船は漁場を直撃する台風16号をかわして再び漁場へと向かう。
 水揚げした4隻は27~29日に気仙沼まで1昼夜半ほどの公海で操業。漁獲量は18~30トンと伸びなかった。
 ㌧を揚げた富山県の第81豊清丸(199トン)の中舘捷夫漁労長(79)によると、漁場が安定せず、魚影は薄い。漁場が形成されても少なく、公海のために日本船のほかに外国船も加わって操業している。
 「漁場は2日と続かない。燃油が高いし、漁場が遠いのが一番のネック」と中舘漁労長。「今後に期待したいが、取れるかどうかは不透明。読めない」と話す。
 ただ、魚群は徐々に日本沿岸へと寄って来ており、組成も良くなっている。当初は3割ほどだった130㌘以上~160㌘未満の魚体が4割となり、買い受け人からは「例年に比べればまだまだ小さいが、大きいサイズが少し増えたようだ」との声が聞かれた。
 入札による取引価格は1キロ当たり570~421円。だんだんと落ち着いてきてはいるが、数量不足が続いているため昨年の平均415円をも上回っている。
 各船は太平洋東沖の海上を北東に進んでいる台風号を警戒し、1日までに気仙沼をはじめ、花咲や大船渡などに入港した。台風の通貨を待って2日午後以降に出漁する見込みで、次回の水揚げまでしばらく空くとみられている。
 1日現在、気仙沼魚市場に今季水揚げされたサンマは延べ隻の323㌧で、水揚げ金額は約2億円となっている。