気仙沼の天気を確認2021年10月26日(火)

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株式会社 三陸新報
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化粧坂改良工事特殊重機で掘削 順調

特殊重機の掘削作業を見学する住民
特殊重機の掘削作業を見学する住民

化粧坂改良工事特殊重機で掘削 順調

 県が2022年度末の一部供用を目指す県道気仙沼唐桑線・化粧坂道路改良工事が、順調に進んでいる。メインの切り土工事の進捗(しんちょく)率は5割超え。2日に住民対象の現場見学会が行われ、現状の説明を受けたほか、国内で珍しい特殊重機を使った掘削作業を見学した。
 県は本町橋北側から化粧坂交差点を結ぶ延長460メートルのうち、本町橋側から連合宮城気仙沼地域協議会などが入るマンション付近までの約320メートルの工事に先行着手。幅員は現在の2倍以上となる20メートルに広げる計画だが、カーブや急勾配の解消を急ぐため、来年度末には幅11・5メートル(車道・歩道)で一部供用し、その後残りの拡幅、残区間の整備を進める。
 工事は丘陵部の切り土が大部分を占めており、気仙沼土木事務所によると、9月末現在の残土搬出量は約6万8千立方メートルで、計画量(12万3千立方メートル)の55%に達した。土工事は来春頃まで続き、舗装や現道へのすり付け工事などが行われる。
 現場は住宅地に近いため、岩盤掘削で出る騒音や振動、粉じん対策に有効な特殊重機を先月から投入。重機は国内に5台しかなく、県内で使用されるのは2例目といい、住民は周辺環境に配慮しながら行われている工事の様子を確かめていた。
 自治会の熊谷豊会長(72)は「掘削の音や振動も気にならず安心した。一日も早く開通した道路を見たい」と完成を心待ちにした。