気仙沼の天気を確認2021年10月26日(火)

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株式会社 三陸新報
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歌津中で大規模地震想定し訓練

避難所運営活動に取り組む生徒
避難所運営活動に取り組む生徒

歌津中で大規模地震想定し訓練

 南三陸町立歌津中学校(阿部昭博校長)で、避難所運営活動が行われた。生徒たちが大人になった時に大規模地震に遭遇することを想定した訓練で、避難所の開設や運営に必要な役割や段取りなど全てを自分たちで考えて行動。次々と起こる2次災害や緊急事態に臨機応変に対応しながら心構えを新たにした。
 少年防災クラブを組織し、学校を挙げて取り組んでいる防災学習の総仕上げ。救急救命方法やがれき撤去、炊き出しなど、南三陸消防署歌津出張所などの協力を得ながら積み重ねてきた知識や経験を試した。
 早朝、防災行政無線による学区内への訓練放送で地震発生が伝えられると、生徒たちは各自で身の安全を確保し、地区ごとに集まって徒歩で学校に避難。点呼を終えると避難所自治組織を立ち上げ、被害状況把握や関係機関への報告、避難スペース整備、負傷者の手当てなどを行った。
 連絡役や実働役を置き、連携を密にしながら地震に派生して起きる土砂崩れや火災などの2次災害に対応した。新型コロナウイルスの感染者がいることを前提に救護所運営に当たり、濃厚接触者の救護を行わなければならないという難題も与えられたが、一人一人が最善を尽くして積極的に行動した。
 救護班としてコロナ濃厚接触者の対応などにあたった後藤心夢さん(2年)は「実際はもっと混乱すると思う。万一の際に今回の訓練の成果が生かせるよう、日々の生活で防災を意識していきたい」などと話した。