気仙沼の天気を確認2021年10月26日(火)

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大川サケ採卵も低調スタート

雌から卵を取り出す組合員
雌から卵を取り出す組合員

大川サケ採卵も低調スタート

 気仙沼市の大川で14日から、サケの採卵が始まった。遡上(そじょう)が遅れているためか捕獲された親魚は59匹と少なく、採卵数は昨シーズン初日の2割ほどにとどまった。
 市内幸町の気仙沼鮭漁業生産組合(管野幸一組合長)は11日に今季初捕獲をした後、12日からは漁を行わず、大川に設置した捕獲器に親魚が入るのを待っていた。
 14日に捕獲したのは雄36匹、雌23匹。組合員は専用のナイフを使って雌の腹を割き、オレンジ色の卵を取り出した。卵を容器に移した後、雄の精子をかけて受精させた。
 採卵されたのは3万4900粒で早速、市内柳沢の組合ふ化場に運び込まれた。
 管野組合長は「未熟な卵があった。今一つ成熟度が足りないようだ。来遊の数が少ない予想なので、卵は大事に育てていく」と話している。
 組合は今季、昨季より92万粒多い710万粒の採卵、40万2千匹上回る575万匹の稚魚放流を計画。稚魚の成育に影響が出ないよう、海水温が上がる前の4月中の放流を目指す。