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株式会社 三陸新報
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県内初のクロマツ出荷へ

正月用のクロマツの収穫作業
正月用のクロマツの収穫作業

県内初のクロマツ出荷へ

 南三陸町滝浜の農家らで組織する「南三陸Pine Pro」(後藤敏社長)で、正月飾り用のクロマツの収穫が行われている。クロマツの人口栽培と出荷は県内で初めてで、関西地方を中心に出荷される予定。
 同社は2018年から栽培に取り組み始めた。畑は登米市津山町や南三陸町内の遊休農地、被災跡地など2・4ヘクタールを活用。「水はけがよく、涼しくて雪が降らない東北地方が適している」(後藤社長)と、合わせて約15万本を育てている。
 先月下旬から登米市津山町横山にある20アールの畑で収穫が始まった。2㍍ほどに成長したマツを専用の機械で刈り取り、南三陸町内にある倉庫に運びこむ。
 1日当たり2万本を収穫し、倉庫で乾燥させ、門松や神棚などとして出荷する。今年は11万本の出荷を見込み、来年度には、志津川地内の畑など80アールで収穫できるようになり、収穫量も4倍に増えるという。
 後藤社長は「初めての収穫だが、良いものができている。現在は茨城が日本一だが、いずれ追い越したい。後継者育成も行いながら、南三陸が一大産地となるよう努力していく」と話した。