気仙沼の天気を確認2021年12月07日(火)

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生鮮カツオ一本釣り船が切り上げ

母港へと帰る一本釣り船
母港へと帰る一本釣り船

生鮮カツオ一本釣り船が切り上げ

 気仙沼魚市場で、今季の生鮮カツオの水揚げがほぼ終了した。漁獲量が伸びず、しけが多いなど三陸沖での操業が厳しい状況となり、ほとんどの一本釣り船が漁を切り上げて母港へと帰った。
 15日に水揚げしたのは3隻で、合わせて1トンにも満たなかった。このうち宮崎県日南市の竜喜丸(119トン)はこの日の水揚げで今季の漁を終え、魚市場や魚問屋、仕込みなどの多くの関係者に見送られながら気仙沼港を後にした。
 出港前、竜喜丸の日高陽祐漁労長は「今年は夏場に群れが多かった。大漁だったけど、コロナが影響して(浜値が)安かった」と振り返り、「また来年、気仙沼に戻ってきてカツオをたくさん水揚げしたい」と語った。
 気仙沼魚市場に今季、カツオを水揚げした一本釣り船は昨年同期より200隻ほど多い延べ1036隻。数量が2・3倍だったのに対し、金額は1・6倍だった。
 一本釣り船関係者などによると「年末までに気仙沼にカツオを揚げる一本釣り船はないとは言い切れないが、ほぼ終了した」。操業を続けている高知の船があるが、南の漁場に向かうなどしており、気仙沼に水揚げがあったとしても少量の見込みだ。
 巻き網も含めた気仙沼の今季の生鮮カツオの水揚げ数量は3万2800トンで、25年連続日本一がほぼ確定している。東日本大震災後では初めての3万トン超えとなった。