気仙沼の天気を確認2021年12月07日(火)

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シカ駆除「巻き狩り」始まる

銃を手に山に入る隊員ら
銃を手に山に入る隊員ら

シカ駆除「巻き狩り」始まる

 気仙沼市鳥獣被害対策実施隊(菅野克由隊長)によるニホンジカの「巻き狩り」が、13日から始まった。本年度は捕獲も順調で、10月末現在の捕獲数は約700頭で、前年同期より1割ほど多く推移しており、巻き狩りでさらなる上積みを目指している。
 隊員は普段、地面に設置する「くくりわな」を使ったわな猟でシカを捕獲。巻き狩りは、複数人で山に入り、シカを待ち伏せたり追い立てたりして銃で仕留める猟で、農作物や山林の被害軽減を図りつつ、若手への知識・技術継承も兼ねて実施している。
 初日は18人が参加。菅野隊長から安全管理や捕獲方針などの説明を受けた後、上八瀬地区の山中に移動した。本来は2カ所に分かれる人数だが、初日のため全員が1カ所で従事。シカを追い立てる〝勢子(せこ)〟のグループにはベテランも加わり、コツを伝授しながら猟を行った。
 この日は1頭を駆除。前年は約70頭を仕留めており、わな猟が落ち着く冬場から本格化する。菅野隊長は「捕獲は順調だが、生息数もまだ多い。捕獲と巻き狩りで数の上積みを図っていきたい」と話した。
 市農林課によると、本年度の10月末までの捕獲数はニホンジカが692頭で、前年同期より1割ほど増加。地区別では新月の260頭が最多で、鹿折の216頭、本吉の106頭と続いた。
  イノシシは24頭で2・4倍と急増。生息域も拡大しているものとみられている。
 同課は「ニホンジカは、このペースで進めば年内に前年並みの千頭を超える見込み。大島での捕獲も始まり、引き続き被害軽減に取り組んでいきたい」と話している。ニホンジカ、イノシシによる農作物被害の相談も受け付けており、同課(電話22・6600)まで。