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「南三陸高校」への校名変更要望

要望書を手渡す佐藤仁町長
要望書を手渡す佐藤仁町長

「南三陸高校」への校名変更要望

 志津川高校の全国生徒募集を進めている南三陸町の佐藤仁町長が19日、県教育庁を訪問。校名を志津川高校から「南三陸高校」に変更するよう伊東昭代教育長に要望した。県立高校がある首長自ら校名変更を要望するのは異例。佐藤町長は全国募集が始まる2023年度からの適用を求め、県教委は準備を検討する考えを示した。
 校名変更は、町名と同じ名前にすることで、地域と学校の一体感を高めることが狙い。
 佐藤町長は、志津川高校の魅力アップを図っていくため「新たな一歩を踏み出したい」と、伊東教育長に要望書を提出。全国募集に合わせて、校舎の新築も要望した。
 伊東教育長は「校名変更には基準があるが、町の思いをしっかりと受け止めて検討したい」と返答。全国募集開始に向けては、志願者の条件や選抜方法などが具体的になっていることから、予定通り23年度から始めたい考えを示した。
 県教委によると、高校がある市町村の要望で校名変更した例はなく、実現すれば県内初。町では、町内唯一の高校存続を求めて、全国募集や学校設定科目の創設、公営塾を柱とした高校魅力化構想を策定し、高校や県と連携しながら取り組みを進めている。校名変更については本年度、住民や在校生、保護者、OBなどに説明し、理解を求めた。
 佐藤町長は「校名が変わったからと言って、すぐに県外から生徒が集まる訳ではない。生徒の生活環境、保護者が安心して預けられる環境を整えるなど、地域一丸となって取り組んでいく必要がある」と話した。