気仙沼の天気を確認2021年12月07日(火)

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株式会社 三陸新報
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防潮堤工事終わり海浜植物植え戻す

学校で保護していた海浜植物を浜辺に移殖
学校で保護していた海浜植物を浜辺に移殖

防潮堤工事終わり海浜植物植え戻す

 気仙沼市立大谷小学校(鈴木久美校長)の6年生20人が18日、大谷海岸防潮堤工事の本格化前に〝レスキュー〟し、学校の花壇で育ててきたハマヒルガオなどの海浜植物を浜辺に植え戻す作業を行い、砂浜の環境再生を願った。
 海浜植物は、2017年に大谷里海(まち)づくり検討委員会が、大谷海岸に自生していたものから採取した種から育て続けて5年目。今夏に防潮堤工事が完了したため、計画通り埋め戻した。
 この日は、同委員会とNPO法人「浜わらす」らが協力。児童たちは、北海道大学の松島肇さんと北海道の「北の里浜花のかけはしネットワーク」の鈴木玲代表から、海浜植物が定着できる環境が少なくなっていること、種を採取して苗にしてから浜辺に戻すことで環境回復につながることなどを聞いた。
 移殖のために花壇からハマヒルガオ、コウボウムギ、ハマニンニクなどを掘り起こした後は、海浜植物の種は海を漂って生息域を広げるため海水が入らないよう皮が硬く、傷やヒビなどの刺激を与えることで芽を出すことを教わり、ハマヒルガオの種にやすりがけをしてからまく体験もした。
 大谷海岸に移動すると、東側の一角を〝海のお花畑〟として海浜植物を植え戻し。松島さんや鈴木さん、北海道大学の学生らから教わりながら、一本一本丁寧に植えていった。住民が育てていたハマナデシコの苗も合わせて植えた。
 環境委員長の髙橋由奈さんは「未来まで残るように元気に花を咲かせてほしい」と話した。