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南三陸署が海岸で震災不明者捜索

浜辺で震災不明者の手掛かりを探す南三陸署員
浜辺で震災不明者の手掛かりを探す南三陸署員

南三陸署が海岸で震災不明者捜索

 南三陸署(小野寺彰彦署長)は24日、同町戸倉小細谷地内の海岸で、東日本大震災の行方不明者の捜索活動を行った。署員は打ち上げられた流木などをかき分けながら、身元特定につながるものがないか目を凝らした。
 海岸に漂着物が打ち寄せられるとの情報が、住民から寄せられたのを受けて実施。署員9人が海に向かって黙とうを捧げた後、署員は波しぶきや冷たい浜風も気にせず、飛び口で寄せられた流木やペットボトルなどを除きながら骨や歯など、不明者の特定につながるものがないか探した。
 署の捜索活動で人骨が発見されたのは2012年が最後。今回も不明者の特定につながるものは見つからなかったが、工藤嘉久地域課長は「防潮堤など復旧工事のほとんどが終わりを迎え、捜索できる場所は限られているが、不明者の帰りを待つ家族の思いに少しでも応えたい。住民や工事業者などの情報を基にした捜索場所の選定、実効性ある活動を継続していく」と話した。
 南三陸町内では23日現在、211人の行方が分かっていない。同署では、今後も遺族や地域住民からの情報などを基に捜索を続けていく。