気仙沼の天気を確認2021年12月07日(火)

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メカジキ品薄で高止まり 

24日もメカジキは100匹ほどだった
24日もメカジキは100匹ほどだった

メカジキ品薄で高止まり 

 気仙沼魚市場でメカジキの品薄状態が続いている。例年なら一度に300匹以上を揚げる近海マグロはえ縄船が見られる時期だが、今年はどの船も数十匹から100匹ほど。数量不足のため取引価格は高止まりしたままだ。需要期の年末へ向けて漁模様の好転が望まれている。
 近海船は例年、夏季の切り上げ後、ヨシキリからメカ主体の漁になる。昨年はメカが豊漁で、一度に400匹を水揚げする船が珍しくなかった。
 しかし今年は数量がまとまらない。夏季の切り上げ後、200匹以上を揚げたのは数えるほどだ。
 24日に水揚げした「かなえ丸」(149トン)もメカは102匹(7トン)で、ヨシキリが81・5トンだった。加藤貴大漁労長(51)によると、漁場にはヨシキリが多く、メカが餌に食いつく前に針にかかる。例年同じ漁場でサメ類を漁獲している台湾などの外国船が今年はほとんどいないためだという。
 加藤漁労長は「外国船がいないのはコロナか、燃油高騰の影響かは分からない。沖にいる船(近海船)はいくらか取れ始めたようだが、それでもサメ主体の水揚げが続くのでは」と話した。
 メカの取引価格は9月下旬ごろから値上がりしたままで、今月の1キロ当たりの平均単価は1360円と、昨年同期の2倍ほど。24日は最も高いものが2千円を超した。
 買い受け人からは「異常な高値。利益が出ない」「年間の卸値を決めているところは赤字だ」などの声が聞かれている。
 近海船や大目流し網船なども含めたメカ全体の今年の数量は、24日現在、1984トンと昨年同期の8割ほど。今月は24日までに昨年の3分の1しか揚がっていない。
 一方、ヨシキリは24日現在5380トンで、昨年同期の1・4倍となっている。