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持続可能なまちに 佐藤町長が5期目所信表明

5期目の所信表明する佐藤仁町長
5期目の所信表明する佐藤仁町長

持続可能なまちに 佐藤町長が5期目所信表明

 南三陸町議会12月会議が7日、開会した。10月の町長選で5期目の当選を果たした佐藤仁町長が所信表明し、「新型コロナウイルス禍を乗り越え、ふるさとを次世代へと引き継ぐために全力を傾注し、町政運営にあたる」と力強く述べた。初日は一般質問も行われ、3氏が農業振興や震災伝承施設の建設工事などについて当局をただした。
 佐藤町長は、所信表明で、大きなテーマに「持続可能なまちづくり」を掲げ、誰もが安心して暮らせるまちづくり、産業振興と交流人口の拡大、人材育成―の三つを柱に町政に当たっていくことを強調した。
 安心して暮らせる環境づくりに関しては、東日本大震災の復興事業の早期完遂や、保健・医療・福祉の三位一体による町民の健康づくりなどを挙げた。医学生への修学資金貸し付けなどで医師不足解消に努め、子育て世代への切れ目ない支援を約束した。
 産業についてはラムサール条約湿地登録や林業や養殖漁業の国際認証など、町ならではの特色を付加価値として産業振興を図っていく考えを示した。「環境や防災などの学びやスポーツと観光の融合で交流人口拡大、観光客の安定した入り込みを図る」とも語り、起業家の育成や支援の取り組みを表明した。
 少子高齢化で人口減少が進む中、町財政基盤の確保と事務事業の見直しの徹底も強調。次世代の担い手を育てる人材育成塾の設置や、志津川高校の魅力化の推進も挙げ、「これからの4年間は、未来への種をまき、水を与える期間としたい」などと語った。