気仙沼の天気を確認2022年01月21日(金)

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鹿折小がESD大賞最優秀賞

鹿折川の生物調査を通じて地域の環境を見つめる児童(7月)
鹿折川の生物調査を通じて地域の環境を見つめる児童(7月)

鹿折小がESD大賞最優秀賞

 日本持続発展教育推進フォーラム主催の「ESD(持続可能な開発のための教育)大賞」で、気仙沼市立鹿折小学校(菅原理恵校長)がユネスコスクール最優秀賞に選ばれた。環境・産業・伝統文化などを学ぶ中で、気候問題や気仙沼の地域課題に児童が積極的に取り組んでいる点が評価され、最高賞の文部科学大臣賞に次ぐ賞を受けた。
 同大賞は先進的なESD活動を行った小中高校をたたえるもので、12回目の本年度は25校が応募した。
同校は持続可能な社会の創り手の育成を目指し、「海と生きる探究活動」を展開。教員が作成したオリジナルの教育カリキュラムに基づき、体験学習などを通じて気仙沼の海にまつわる文化、産業、環境などを学んでいる。
 体験は鹿折川の生物調査、気仙沼魚市場、造船所見学、浪板虎舞の伝承活動などに取り組んでおり、地域の人と交流しながら、地元理解を深めている。
 地球温暖化の漁業、災害への影響、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の学習、食品ロスを減らすため、給食を残さずに食べた人数を学年ごとに競う「パクパク運動」、校舎周辺の雪かきも行っている。
 講評では「児童が学びを通して、積極的に課題解決に向け、行動している点がすばらしい」との評価を得た。
 菅原校長は「地域の人に協力をもらい、教員が一丸となって取り組んできたことが評価された。子供たちには、これまで実践してきたことを励みに、目標に向けて努力する力を持ってほしい」と話している。
 同校は、県教育公務員弘済会宮城支部が主催する「教育実践研究論文」学校部門でも最優秀賞を受賞している。