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新宮城丸が進水 来年4月に初実習 

進水した新宮城丸
進水した新宮城丸

新宮城丸が進水 来年4月に初実習 

 気仙沼市朝日町の「みらい造船」で建造が進められていた、県の海洋総合実習船「宮城丸」が22日、進水した。老朽化が進む現宮城丸の代船で、今後、内装工事や機器類の調整、ぎ装などを行い、来年4月には気仙沼向洋高校と宮城水産高校の生徒を乗せてマグロはえ縄の初実習に出る予定だ。
 この日、みらい造船で行われた進水式には、県や市の関係者、現宮城丸の乗組員、気仙沼向洋、宮城水産両高校の生徒ら約150人が出席。神事で県教委の遠藤浩副教育長、菅原茂市長らが玉串をささげて一日も早い完成を願った。
 祝いの餅まきの後、気仙沼向洋高3年の星智樹さんが船を支えていたロープを切断する儀式「支鋼切断」、宮城水産高2年の渡邊安嵐さんがくす玉割りをそれぞれ行った。軍艦マーチが高らかに流れる中、台車が重機に押されて進んだ。
 星さんは「来年は専攻科に進むので、最新鋭の機器が調った船に乗るのが楽しみ。内航船の航海士を目指しており、これからも実習を頑張りたい」と話した。
 新たな宮城丸は、完成から18年が経過した現宮城丸に代わる7代目。みらい造船としては初めての実習船となった。
 総トン数は現宮城丸を49トン上回る699トン。全長64・9メートル、幅10・1メートルで現在とほぼ同じだが、定員は68人から75人に増える。
 Wi―Fiが導入され、全個室にエアコンが設置されるなど学習、居住環境が向上。電子海図などの最新機器も導入された。排ガスから出る窒素酸化物の軽減装置を設けて、大気汚染防止の国際規制に対応する。総工費は22億8800万円。