気仙沼の天気を確認2022年01月21日(金)

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気仙沼大川サケ漁 平成以降最少を記録 

大川で取られた今季最後のサケ
大川で取られた今季最後のサケ

気仙沼大川サケ漁 平成以降最少を記録 

気仙沼市の大川で28日、今季のサケ漁が終了した。全体の捕獲数は1178匹(雄701、雌477)と、平成以降の最低を更新し、ピーク時の2%にも満たないなど記録的な大不漁となった。
 今季は10月11日から捕獲が始まったが、当初から遡上(そじょう)が思わしくなかった。ピークの同月下旬~11月上旬になっても上向かず、サケが網にたまるのを待って2~4日に1度の漁となった。
 28日は22日に8匹を取って以来で、雄と雌の1匹ずつだった。
 不漁は3年連続。平成以降1万匹を下回ることがなかった捕獲数は、2019年度に前年度の約3割となる6230匹となり、20年度に9763匹と、やや持ち直したが今季は大きく減らした。
 今季の採卵はすでに終了しており、自河川分が83万4千粒。山形県から移入した分を加えても102万9千粒。例年の900万~1千万粒と比べて大幅に少ない。
 大川のふ化放流事業を担っている気仙沼鮭漁業生産組合の管野幸一組合長(73)は「25年やってきてこんなに取れないのは初めてだ」と語る。その上で、今季は例年多い4歳魚が少なく、2、3歳魚が多かった―とし、「2、3歳のサケが生き残っている可能性がある。来年はこの群れが帰って来ることに期待したい」と話している。