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志津川魚市場昨年実績は数量、金額前年上回る

市場を活気づけたギンザケ
市場を活気づけたギンザケ

志津川魚市場昨年実績は数量、金額前年上回る

 南三陸町志津川魚市場の昨年の水揚げ数量は、前年より1500トン増の4600トンとなった。主力の秋サケが過去最低だったものの、ギンザケやイワシがカバーした。金額も1億3300万円増の14億2900万円となった。
 数量、金額ともに最も多かったのはギンザケ。1747トン(前年比10%増)、9億460万円(同)で、水揚げ数量全体の38%、金額で67%を占めた。
 主力の秋サケは、24トン。(前年比83%減)で過去最低だった前年を下回り、金額も前年の20%に止まった。イサダは395トン・8120万円で数量で前年の4倍、金額は高値だったこともあり前年の10倍となった。
 好調だったのはイワシ類。前年の217トンから約7倍の1522トンに急増。金額も371万円から3664万円と前年の10倍となり、不振の秋サケに代わって市場を活気づけた。
 市場を運営する県漁協志津川支所によると、秋サケやサンマの不振で、イワシ漁に切り替える漁業者が増えたことが要因という。「単価は秋サケには及ばないが、水揚げが近年増加傾向にあり、運営を助けてくれている」と話している。
 町特産のタコはマダコの不漁が響き、数量で前年の7割ほどだったが、全国的な品薄などから金額は約9千万円と前年並みだった。
 同支所では「海洋環境がどんどん変化している。太刀魚、伊勢エビなど温かい水を好む種類の数が増えてきており、秋サケやイサダに代わる主力魚種の探求を重ねながら、活気ある市場を維持していきたい」と話した。