気仙沼の天気を確認2022年01月21日(金)

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小泉川サケ漁3年連続で大不漁

津谷川でのサケ捕獲(昨年11月)
津谷川でのサケ捕獲(昨年11月)

小泉川サケ漁3年連続で大不漁

 気仙沼市本吉町の小泉川鮭増殖組合(中舘忠一組合長)による今季の津谷川でのサケ捕獲数は669匹(12月末現在)で、昨季から半減して平成以降最少となっている。今月に入ってから津谷川に設置した網にも魚影が確認できず、上積みは期待できないため、3年連続の大不漁で終わる見通しだ。
 組合によると、今季は昨年11月4日から12月末までに669匹(雄408匹、雌261匹)を捕獲した。千匹を下回ったのは1972年度以来。捕獲数は2018年度の9080匹以降、19年度2927匹、20年度1358匹、今季と半減ペースで推移している。
 例年だと12月初旬から中旬ごろがピークで連日のように作業していたが、12月の捕獲はわずか5回、128匹にとどまった。最後の捕獲は29日で3匹だった。
 採卵数は44万6千粒で、昨季(111万5千粒)から6割減った。他河川からの種卵移入は、昨年に続いて山形県から12万粒。気仙沼鮭漁業生産組合、南三陸町の志津川淡水漁業協同組合と合同で初めて取り組んだ神山川での捕獲分のうち1万4千粒も合わせて、58万粒を確保した。
 放流は2月下旬以降のスタートを見込んでおり、山形からの移入分は既存の川サケに影響が出ないよう海中放流することにしている。
 組合は「海の温暖化が不漁の原因で、今後も回復が見込めないという研究者の予測を受け止めつつ、放流、資源増殖に努めていくしかない。種卵一粒一粒を大事に扱い、一匹でも多く健康な稚魚を放流して回復に期待したい」と話している。