気仙沼の天気を確認2022年01月21日(金)

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株式会社 三陸新報
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タイ政府観光庁が気仙沼への教育旅行検討

来市したセークサン・スィープライワン所長(右から3人目)
来市したセークサン・スィープライワン所長(右から3人目)

タイ政府観光庁が気仙沼への教育旅行検討

 タイ政府の観光関係者が12、13の両日、気仙沼市を訪れ、東日本大震災から10年が経過した市内の復興状況を視察した。菅原茂市長との懇談でタイ政府側からは、新型コロナウイルスの感染が終息した際には、タイ国内の学校の教育旅行先として気仙沼を検討している考えが示され、引き続き相互交流を図ることを確認した。
 来市したのは、タイ国政府観光庁東京事務所のセークサン・スィープライワン所長ら2人。タイは2004年のスマトラ島沖地震の津波で、高級リゾート地などが甚大な被害を受けており、同じ津波被災地である気仙沼の復興の歩みを把握するため、初めて訪れた。
 気仙沼観光コンベンション協会と、橋渡し役となった旅行会社「ツアー・ウェーブ」関係者の案内で、12日は市震災遺構・伝承館、大島、鹿折金山・金山資料館、市復興祈念公園を見て回ったほか、13日は気仙沼魚市場や「海の市」などをそれぞれ見学した。
 12日午後に市役所を訪れ、菅原茂市長を表敬訪問。席上、セークサン・スィープライワン所長は、「アフターコロナ」を見据え、タイ政府として気仙沼への教育旅行を検討していることを明らかにした。「ぜひタイの子供たちを気仙沼に連れてきたい。震災を学ぶという面では重要な地域」と語った。
 菅原市長は、「タイも津波の被災地であり、われわれと共通の思いを持っている。仙台とバンコクの直行便が再開すれば、気仙沼もそう遠くない。きょうを観光交流のスタートにしたい」と歓迎し、今後の友好発展に期待を寄せた。
 セークサン・スィープライワン所長は、コンベンション協会が力を入れる「SDGsアドベンチャーツーリズム気仙沼」の取り組みなどにも高い関心を示した。