気仙沼の天気を確認2022年05月23日(月)

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気仙沼署で震災教訓を伝える特別講話

気仙沼署員に向けて防災を語る芳賀さん
気仙沼署員に向けて防災を語る芳賀さん

気仙沼署で震災教訓を伝える特別講話

 若手署員に震災の教訓を継承しよう―と、気仙沼署(佐々木金美署長)で3日、風化防止特別講話が開かれた。市東日本大震災遺構・伝承館で語り部をしている芳賀一郎さん(72)が当時を振り返り、自分で自分の身を守ることの大切さを訴えた。
 間もなく東日本大震災から11年になるのを前に開催。同署の署員の約半数は震災後に採用されており、災害の教訓を知ってほしい―と企画された。
 気仙沼向洋高校元教諭でもある芳賀さんは、津波の第一波が同校野球場に襲来する様子、車やがれきが流れ込んだ校舎など、生々しい映像と写真を見せながら当時を回顧した。
 地図で当日の生徒や教諭の避難経路を紹介したほか、「日頃からの備えが重要」とし、避難ルートの事前確認、水や懐中電灯、ラジオなどを入れた非常用持ち出し袋の準備などの必要性を強調。「『大丈夫』という過信や安心が防災の最大の敵。万一に備え、自助力を磨いてほしい」と呼び掛けた。
 この日は同署をはじめ、駐在所や交番の約30人が聴講。佐藤雄紀警備課長は「貴重な経験を聞かせていただいた。災害時に適正な対応ができるよう、学びを生かしていきたい」と防災への思いを新たにした。