気仙沼の天気を確認2022年05月23日(月)

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震災遺構伝承館オープン3年で16万人

震災当時の様子や防災を伝える語り部の高校生
震災当時の様子や防災を伝える語り部の高校生

震災遺構伝承館オープン3年で16万人

 2019年3月にオープンした気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(芳賀一郎館長)が、開館から3年間の利用状況をまとめた。それによると、県内外から16万人以上が来館。新型コロナウイルス感染症の影響で利用者数が落ち込んだ時期もあったが、3年が経過した今も、防災を学びに全国から幅広い世代が足を運んでいる。
 同館によると、2019年3月10日の開館から今年3月末までに約16万600人が来館。オープンから5カ月ほどで5万人、1年半で10万人を達成し、着実に来館者数を伸ばしてきた。
 一方で新型コロナの影響で、20年度は約2カ月間、昨年度は2週間にわたって臨時休館を余儀なくされた。団体予約のキャンセルが相次ぎ、初年度に1345件あった修学旅行や地域などの団体利用数は、20年度には340件ほどに減少。
 今年3月には福島県沖を震源とする地震で東北新幹線が運休し、キャンセルもあったが、昨年度は510件を超える団体利用があり、わずかに回復した。
 本年度も、「防災の日」(9月1日)などに合わせた行事や、語り部イベントを開催予定。新たに、体験プログラムの拡充やSNSを活用した情報発信、市内施設などと連携した誘客などを検討している。
 ゴールデンウイークもさまざまな催しを展開中。同館は「コロナで機会は減ってしまったが、3年間で全国の人に防災を伝えられた。今後はさらに地域や子供たちとの関係を深め、いざという時に生かせる知識を発信できるよう工夫していきたい」と話している。