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大島で石碑拓本講座

英語表記がある大島の津波碑を拓本
英語表記がある大島の津波碑を拓本

大島で石碑拓本講座

 気仙沼市立大島公民館(小野寺正司館長)の「津波石碑拓本講座」が28日、大島の長崎地区で開かれた。参加者は、津波の歴史を刻んだ碑文を読み解き、教訓を残そうとした先人たちの思いに触れた。
 長崎地区の石碑は、明治29年と昭和8年に発生した三陸地震の恐ろしさや津波の被害状況、明治の地震を教訓に被害を抑えたことなどが刻まれている。昭和9年に東京朝日新聞社からの義援金で建てたもので、英語で表題、漢文で本文が書かれている。
 この日は、地元住民を含む10人が参加した。講師の市教委生涯学習課文化振興係の幡野寛治さんは碑について、「英字表記は珍しく、県内沿岸部ではここだけ」「家屋が倒壊し、多くの人が亡くなったことも記されている」などと紹介。
 拓本の手順を教わった参加者たちは、碑の表面に和紙を張り付け、墨をなじませたタンポを繰り返したたき込み、文字を浮かび上がらせていた。
 初めて参加した鹿折公民館長でもある横山清一さんは「拓本を通じ、津波の歴史や地域について再発見できた。この体験を、鹿折での活動に生かしたい」と話した。