田植え始まる
田植え始まる
気仙沼・本吉地方の水田で田植えが始まっている。大型連休を利用して作業をしている各農家は青空の下、豊作を願いながら田植え機のエンジン音を響かせている。
朝から晴れて気温が上がった7日、気仙沼市本吉町寺要害では農業千田孝昭さん(74)らが作業に汗を流した。55アールの水田で家族と親戚合わせて6人が苗を運んだり、田植え機で何度も往復したりした。
植えたのは全て「ひとめぼれ」。米作りは50年以上になるが「農業は毎年1年生。天候が毎年違うので同じように育てても同じものはできない」と千田さん。「昨年は作柄が良かったが、米価が下がってしまった。今年は天候に恵まれ、米価が回復してくれれば」と話した。
JA新みやぎ本吉育苗センターでは、苗の引き渡しのピークが15日となっており、この頃が田植えの最盛期になるとみられる。