気仙沼の天気を確認2022年05月23日(月)

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遠洋船新規乗組員が研修

ロープワークを学ぶ新規乗組員
ロープワークを学ぶ新規乗組員

遠洋船新規乗組員が研修

 遠洋マグロはえ縄船の新規乗組員を対象にした県北部船主協会の乗船前研修が、本年度もスタートした。初出漁を前に、船上生活や操業の基礎となる知識や技術を身に付けるための5日間の研修で、9日から始まった本年度の初回分は3人が受講している。
 遠洋船の漁労長経験者や行政機関の担当者らを迎え、作業で欠かせないロープワークの技術や船上生活の心構え、関係法令などを学ぶ。今回の受講者は、高校や大学を今春卒業した宮城(女川町)、岩手、山形県出身の18~22歳の若者3人。初日は、遠洋船で約30年にわたって漁労長を務めた千葉光雄さん(75)=南三陸町歌津港=を講師に、はえ縄操業の基礎などを学んだ。
 この日、挑戦したのは、現場で最も基本となる「つぼ差し」と呼ばれるロープワーク。ロープ同士を編みこんでつなぐ技術だが、手順が複雑なため苦戦する受講者も。千葉さんは、手をとりながら「コツをつかめば難しくない」などと丁寧に指導した。
 このほか、気仙沼海上保安署員や気仙沼海事事務所職員から海難事故防止のための留意点や、船員生活を送る上での関係法令などについても聞いた。
 宮古水産高校を卒業し、6月11日に出港する第38清福丸に乗船する小島和人さん(18)は「高校時代に経験した、はえ縄実習でやりがいを感じて遠洋船に乗ることを決意した。実習と現場は違う。一日も早く戦力になれるよう、技術と知識をしっかり身に付けたい」と話した。