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南三陸町「福興市」節目の100回 大感謝祭盛り上がる

多くの人でにぎわった100回記念「福興市」
多くの人でにぎわった100回記念「福興市」

南三陸町「福興市」節目の100回 大感謝祭盛り上がる

 東日本大震災の翌月から南三陸町内と全国の商店主らが続けてきた「福興市」の100回記念大感謝祭が29日、志津川仮設魚市場で開かれた。本来は2020年4月の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で約2年、延期していた。商店主らは節目を迎えたことに感謝しながら来場者を迎え入れ、多彩なステージ発表も花を添えた。
 福興市は11年4月30日、地元の商店主らでつくる実行委員会が全国の商店街などの支援を受けてスタート。当初は被災者支援の色が濃かったが、復興が進むにつれ、多くの観光客が集うイベントとなった。
 開会式で山内正文実行委員長は「100回目までの間、全国の商店街、ボランティアらが支えてくれた」と感謝し、「これからも商売を通して南三陸の復興を進めていく」などとあいさつした。
 町内の事業所のほか、初期から支援、出店している県外の商店街などが約30のブースを設置。来場者は、新鮮な農水産物を次々と購入し、海鮮ご飯、海鮮はっと、タコ唐揚げなどに舌鼓を打った。
 蒸しガキと焼きホタテをそれぞれ先着500人に振る舞い、餅つき、お楽しみ抽選会もあった。ステージでは町内外の団体が太鼓やダンス、鹿踊り、バンド演奏などで盛り上げた。
 1回目から計80回以上出店している酒田中通り商店街の佐藤幸美さん(61)は「100回続いたのは地元の皆さんの頑張りで、いつも自分たちを温かく迎えてくれた。イベントを通して復興していく町を見ることができた。今後も身近な存在として歩んでいきたい」と話した。
 節目を迎えたことで、商店主らで今後のイベントの在り方を検討していく。山内実行委員長は「ようやく目標としていた区切りを迎え、さらに多くの人が来てくれたことに感謝している」と感無量の様子で話した。