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大島亀山へのモノレール整備が前進

斜行エレベーター(モノレール)の整備イメージ(市提供)
斜行エレベーター(モノレール)の整備イメージ(市提供)

大島亀山へのモノレール整備が前進

 気仙沼市が、大島・亀山に計画する斜行エレベーター(モノレール)整備が大きく前進する。設計や造成工事などに国の交付金が充てられることが決まり、着工できる見通しとなった。計画は「公設民営」だが、現在、市内の複数の事業者が参画に関心を示しており、市は年度内に事業者を決定する方針。2024年度の開業に向け、準備を加速させる。
 東日本大震災で被災した市営亀山リフトに代わる、山頂へのアクセス手段となるモノレール整備。復興事業に認められなかったことなどから、財源確保が課題だった。
 国へ要望を重ねた結果、モノレールやレストハウス海流などの全体事業費9億9千万円のうち、半分に内閣府の地方創生拠点整備交付金が充てられるめどがついた。本年度は、設計や造成工事などにかかる3億8千万円(事業費ベース)の交付が決まった。
 残りは過疎債を充当する予定。過疎債は、7割が国から交付税措置されるため、市の実質的な負担額は1億5千万円になるという。
 来年度に運営計画の策定や本体工事などを実施。市は「24年度の早い時期の開業を目指す」としている。国の交付金採択を受けた関連予算を、10日開会の市議会6月定例会に提案する。
 モノレールは、中腹駐車場と山頂付近を結ぶ延長433メートルを計画。レストハウス付近に中間駅を設置し、2両編成(計40人乗り)の車両を走らせる。年間維持費は2600万円と試算し、往復運賃は500円に設定。年間5万6千人の利用を見込んでいる。