気仙沼の天気を確認2022年06月29日(水)

購読のお申込
株式会社 三陸新報
株式会社 三陸新報

唐桑半島ビジターセンターをアウトドア拠点に改修

今秋から改修工事を計画する唐桑半島ビジターセンター
今秋から改修工事を計画する唐桑半島ビジターセンター

唐桑半島ビジターセンターをアウトドア拠点に改修

 気仙沼市は、老朽化した唐桑半島ビジターセンターの改修工事に今秋にも着手する方針を決めた。建物はすでに県から譲与されており、来春をめどに、人気が高まっているキャンプなどアウトドアの拠点施設としてリニューアルさせる。
 計画では、1984(昭和59)年建築の建物(鉄筋コンクリート造り平屋建て・延べ床面積468平方メートル)の骨組みを、そのまま活用。木材で覆うなどして、ログハウス風なデザインにリフォームする。
 新施設では、周辺の御崎野営場や唐桑オルレ、潮風トレイルのトレッキング愛好者の利便性を高めるため、気軽に休憩できるスペースを整備。手ぶらでのキャンプにも対応できる機材レンタルや、地元から調達したバーべキュー食材などを販売するほか、シャワー施設を完備する。
 センターに併設されている津波体験館は、今月末のセンター休館に合わせて閉館。リニューアル後は、VR(映像による仮想現実)などを活用し、津波災害の脅威や発生のメカニズム、津波の記録などを学び、体験できるコーナーを設ける。
 事業費は約2億2800万円で、財源には国の交付金や県の補助金を充当。現在は実施設計を進めており、今秋着工、来年4月オープンを目指している。
 改修に当たり、市は地元の観光関係者らでつくる唐桑観光活性化委員会での議論や、市と包括連携協定を結んでいるアウトドア総合メーカー「モンベル」の関連会社からの提案などを踏まえて、整備方針を決定した。
 隣接の国民宿舎「からくわ荘」跡地(約6千平方メートル)は、御崎野営場とともにキャンプ場としての活用を検討している。
 市観光課は「アウトドアの中心地として再整備することで、さらなる誘客促進と市内観光の周遊につなげたい」と話している。