気仙沼の天気を確認2022年06月30日(木)

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株式会社 三陸新報
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鎌倉ビール気仙沼工場が12月に着工へ

協定書を取り交わした對馬社長(左)と菅原市長
協定書を取り交わした對馬社長(左)と菅原市長

鎌倉ビール気仙沼工場が12月に着工へ

神奈川県鎌倉市でクラフトビールの製造・販売などを手掛ける鎌倉ビール醸造(對馬一喜社長)は、気仙沼市本吉町泉地内で12月から工場の建設を始める。稼働は来年10月の予定。8日に市役所ワンテン庁舎で記者会見した對馬社長は「人とまちに潤いを提供したい」と抱負を語った。
 鎌倉の現工場に続く第2工場(気仙沼工場)で、防災集団移転などで住居を高台に移した住民から気仙沼市が買い取った土地に建てられる。敷地は約6200平方メートル。総工費10億円のうち半分は国の補助金でまかなう。
 メインとなるのが缶ビールで、350ミリリットル入りを年間280万本製造する計画。鎌倉工場の約8倍の生産能力という。販路も首都圏や仙台、気仙沼など現在の5倍以上を見込む。「最低でも3種類を造る。季節限定ビールも製造する」(今村広太郎専務)。
 稼働当初は気仙沼市内を含む県内から5人を雇用。生産拡大とともに従業員を増やし、将来的には15~20人にする予定だ。
 記者会見で對馬社長は「復興が進む中で私たちも力になりたい。気仙沼を盛り上げられれば」と話した。
 菅原茂市長は「クラフトビール製造は世界で伸びている時宜を得た分野であり、立地はこの上ない喜びだ」と述べた。
 会見を前に立地に関する協定書の締結式が行われた。市が事業運営に協力、支援し、鎌倉ビールが市内からの優先的な雇用に努めるなどとする協定書を取り交わした。