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南三陸町道の駅が伝承施設と合わせ10月にオープン

震災伝承施設の建物の外観が見えてきた
震災伝承施設の建物の外観が見えてきた

南三陸町道の駅が伝承施設と合わせ10月にオープン

 南三陸町の道の駅「さんさん南三陸」のグランドオープンが、10月1日に決まった。南三陸さんさん商店街と、隣接地で建設している東日本大震災伝承施設「311メモリアル」を合わせたエリアで、敷地内にはJR志津川駅を含む公共交通ターミナルも整備され、集客や情報発信の拠点として期待が高まっている。
 商店街と伝承施設はともに建築家・隈研吾氏がデザインし、商店街は2017年に現地にオープン。震災伝承施設は当初、今年4月のオープン予定だったが、新型コロナウイルスの影響による資材調達の遅れで10月に延期していた。
 伝承施設は鉄骨造り一部2階建て(延べ床面積1417平方メートル)。アートゾーンやラーニングシアターなどを設けるほか、世界的芸術家の故・クリスチャン・ボルタンスキー氏のアートも展示。駐車場は64台分を確保し、公共交通ターミナルには町民バス、BRT、ミヤコーバスの高速バスが停車する。
 町企画課によると、工期は7月29日までで、現在は建物の外観がほぼ見えている。建物の引き渡し後は機材などを搬入し、指定管理する観光協が向けたシミュレーションなどを行う計画だ。
 並行して町商工観光課、観光協、さんさん商店会、商店街を運営する「まちづくり未来」による連絡会議で駅全体の管理・運営方法、集客に向けた方策などを協議していく。
 佐藤町長は「道の駅のオープンにより、震災から11年目にして大きな復旧・復興事業が完了することに感慨深い思い。町のランドマークになる施設として震災伝承、観光誘致の促進に強く期待している」と話している。