気仙沼の天気を確認2022年06月30日(木)

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株式会社 三陸新報
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カツオ今季最多350トン

今季最多となったカツオ
今季最多となったカツオ

カツオ今季最多350トン

 気仙沼魚市場に13日、生鮮カツオ一本釣り船10隻が計350トンのカツオを水揚げした。隻数、数量ともに今季最多となり、構内が活気づいた。この時期に漁の主体となるビン長の群れが見えないことで、カツオの数量がまとまっている。
 水揚げしたのは三重、高知、宮崎の一本釣り船で、カツオが各船6~70トン。漁労長や魚問屋関係者らによると、漁場は気仙沼から1昼夜ほどの銚子沖となっており、しけもあって入港した船が多かった。
 いずれも5キロ前後の「特大」、3キロ台の「大」が主体。「南のカツオのようだ。さっぱりとした味わいのこの時期のカツオ」(買い受け人)という。
 前日に漁獲された「新口」がほとんどなく、数量がまとまったこともあり、入札では1キロ当たり平均230円ほどで取引された。
 今季は1日の初水揚げからカツオが続いており、この日までの累計数量が千トン近くになった。一方、ビン長は4・8トン止まりで、昨年同期の3225トンより大幅に少ない。
 缶詰原料となるビン長は浜値が安定するため、一本釣り船は例年、カツオ漁の本格化前にビン長を釣る。第73真海丸(149トン)=宮崎県日南市=の中野慎三漁労長は「いつもなら銚子沖にトンボがいるころだが、今年はカツオだけ。トンボが出てきてほしい」と話した。